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縄文じいさんの屋久島と大阪の二重生活日記

縄文じいさんの活動情報や屋久島と大阪の二重生活日記です。

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『必死に頑張る』って・・

『必死に頑張る』の『必死』の意味なんて考えたこともなかった。
せいぜい一生懸命頑張る・・というようなニュアンスで使っていただけでした。



鹿児島に出る機会があったので、知覧特攻平和会館に行ってきました。










特別攻撃隊。いわゆる特攻隊は、一度出撃すると二度と生きて帰る事のできない必ず死ぬ『必死』の作戦だった。・・と説明にありました。
『必死』ってこういう使い方するんですね。

館内は、主に特攻隊員の遺書や遺品が展示されていました。













何なんでしょう。
文面を読まなくても、何か伝わってくるような空気感。
泣きそうになります。

若干、17歳から20歳前後の若者が書いた遺書なのですが、驚く程にみな達筆なのです。

これから自分は死ぬと分かって出撃していくというのに、家族を気遣う気持ち。
全国からここ知覧に集結して、最後の数日間をこの三角兵舎で過ごして皆笑って出撃して行ったと言います。

























聖書の中にもありますが、『友のために命を捨てること、これに勝る愛はない。』と。

僕は戦争も特攻隊も正しいとは思いません。人を殺す行為ですから。
でも、そういう時代に生まれてしまった不運。
そうするしかなかったのでしょう。
その若者達に罪は無いと思う。

冷静に考えると、ほんと人ごとではありません。
自分がもしその時代に生まれていたとしたら・・と考えるとゾッとします。
たまたま自分がその時代に生まれなかった・・というだけのこと。
彼らを攻めることはできません。

そんな不運な彼らは、その短い人生の中で、精一杯、人として最高の域の精神性を手に入れるべく成長を遂げたのでしょう。

きっと僕が一生かかっても到達できない精神性の域。

入場券の裏面の特攻銅像の説明文にこんな一説があります。
『開聞岳を仰ぐ眼は、生もなく、死もなく、すでに我もない・・・』















これが開聞岳です。













知覧特攻基地を沖縄に向けて飛び立ち、この開聞岳を後にするといよいよ本当に皆との別れだ・・と思ったことでしょう。
切ないですね。

自我の塊で、自分のことしか考えていない僕です。
彼らを想うとこんな人生が許されていいのだろうか?
なんて思ってしまいます。

人の為に命を捨てることなんて到底無理です。
でもせめて人の役に立つように行動しないといけないのではないか・・と思わされてしまいます。

人の為と書いて偽りと読むけれど、この漢字を超越する精神域を目指さないといけない。
そう、『すでに我もない』という精神域へ。

うーん、やっぱり僕には無理だな・・・。

でも、せいぜいこういう人達が存在した・・ということだけは忘れないで生きていきたいな・・と思うのでした。




*Comment

No title 

戦闘機の残骸を見ると涙が出てきますね。
「特攻隊」・・・私も一生消えることのない言葉です。

亡き父は、あと1ヶ月戦争が続いていたら特攻隊として出撃でした。
母は空からの機銃攻撃を受けましたが、間一髪被弾せずにすみました。
いずれも一つ歯車が狂っていたら、この世に私は存在していません。
以前、PHOTOHITOの作品(どなたかは忘れましたが)に同じようなコメントを
載せたと思います。

愛する者を守るという行為が「戦い」となるのは自然界では当たり前。
この世に生きるもの全てが背負う宿命のような気がします。

特攻隊として出撃した戦士たちは、まさに愛する者を守るため、帰らぬ旅へ
向かったのでしょう。

たとえ「戦争」の目的がどうであれ・・・。
  • posted by Gaia 
  • URL 
  • 2010.05/18 10:35分 
  • [Edit]

No title 

Gaiaさん、こんにちは。
そうでしたかぁ。
Gaiaさんにとって、戦争も特攻隊もほんと人ごとではない出来事だったのですね。

『戦い』は自然界の宿命・・。
ほんとそうかもしれませんね。

戦争は人が人を殺し合う出来事ではありましたが、特攻隊員達は自らの命をもって、逆に今の人達にいかに生きるか・・ってことを教えてくれているような気がしますね。
せっかくの人生を大切に生きるためにも、この人達のことは忘れないようにしたいと思いました。

Gaiaさんは知覧特攻平和会館に行かれたことはありますか?
僕は今回はじめてでしたが、これから時々は足を運んでみようと思っています。

コメントありがとうございます。
  • posted by masanobu-u 
  • URL 
  • 2010.05/18 11:47分 
  • [Edit]

No title 

屋久島便が欠航になった時に、足を運んだことがあります。
全身の力が入らない程の衝撃でした。
ついでの時でなく、ぜひ目的を持ってもう一度行こうと思ってます。

前から友人に「一度は行くべき」って言われてたけど、
実際に行って感じてみないとわからないモンですね。
  • posted by midori 
  • URL 
  • 2010.05/19 00:24分 
  • [Edit]

No title 

midoriさん、こんばんは。
僕もこれからは時々行こうと思ってます。

あそこに行くと、不満も吹っ飛んでしまいますね。
自分がどんだけ恵まれているか・・・ってことが思い知らされます。

そしてみんなにも一度は行って欲しい場所ですよね。
  • posted by masanobu-u 
  • URL 
  • 2010.05/19 01:00分 
  • [Edit]

No title 

実は僕の祖父は戦時中に知覧特攻基地にいました。
祖父が特攻隊として飛び立つ予定の数日前に終戦を迎えたため、祖父は助かったわけですが。

10年ほど前、まだ僕が鹿児島に住んでいたとき、僕を訪ねて鹿児島に来た祖父を連れて知覧特攻平和会館へ行きました。

祖父は展示されている遺書や写真を見て「○○君だ。ああ、これは××君だ」と呟きながら泣き続けました。

祖父は、「死ぬ前に一度は来なくてはいけない」と思っていたらしく、そういう意味でも、僕がフラフラと鹿児島に移り住んだのは偶然じゃなかったのかなとも思いました。

まあ、今は屋久島ですが・・・(苦笑)。
  • posted by こん 
  • URL 
  • 2010.05/19 17:02分 
  • [Edit]

No title 

こんさん、こんにちは。

それはすごいお話ですね。
もし戦争がもう少し長引いたら、おじいさんは必ず亡くなられていたわけですから、こんさんはこの世に誕生していなかった・・・ということになりますか?

出撃して亡くなられた隊員も苦しい思いをしたでしょうけど、何らかの理由で生き残った隊員も、それはそれで苦しんだと説明にありました。
おじいさんも苦しんだんでしょうね。
きっと亡くなられた仲間の為にも一生懸命生きられたのではないでしょうか。

そんな命を受け継がれたこんさん・・・。
一生懸命生きなきゃいけませんね。(笑)
  • posted by masanobu-u 
  • URL 
  • 2010.05/19 17:58分 
  • [Edit]

No title 

祖母の兄が特攻隊でした。
一度は失敗?して命助かったみたいなんですが、
正義感の強い人で再び行って・・・
帰らぬ人となりました。
昔はそれが正義でしたからね。
そういう教育もされてたし。
まじめな人だったみたいです。
だからここ一度、行ってみたいんですけどね。
  • posted by Matsui 
  • URL 
  • 2010.05/26 22:15分 
  • [Edit]

No title 

Matsuiさん、こんばんは。
そうでしたかぁー。
一度失敗して、また出撃するなんて・・・。
恐怖との戦いもあったでしょう。
辛かったでしょうね。

Matsuiさんも是非行ってください。
僕は、彼らと同じ生き方はできませんが、もうちょっとちゃんと生きなきゃって思いました。
  • posted by masanobu-u 
  • URL 
  • 2010.05/26 23:20分 
  • [Edit]

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プロフィール

うえだまさのぶ

Author:うえだまさのぶ
肩書き『空想を売る人』こと、ウエダマサノブの創作日記です。
屋久島と大阪を行ったり来たりの二重生活です。
今は、大阪に滞在していることの方が多いです。
かつては、縄文杉を擬人化した『縄文じいさん』が代表作でしたが、今は、自由に空想した世界を3DCG、デジタルペイントで表現しています。
東京、名古屋、大阪等のアート系イベントにも参加しています。
是非、遊びに来て下さい。
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