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縄文じいさんの屋久島と大阪の二重生活日記

縄文じいさんの活動情報や屋久島と大阪の二重生活日記です。

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ボクが屋久島に移住したワケ

ボクが屋久島に移住したワケ

少し前に旅行雑誌の取材を受けたのですが、その記事が送られてきました。
初心を思い出すためにも、自分の想いを改めて書いてみようと思います。

僕は30歳まで普通にサラリーマンをやっていました。
希望通りの会社に入って、希望通りの職場に配属されました。
会社は一部上場の大企業の部類に入る会社だったし、職場もアットホームな感じで決して悪い会社ではありませんでした。
会社の外でも、同僚や同期の連中と遊んでいたし、今でも会社務めという生き方の選択肢しかなければ、またその会社がいいなぁと思うでしょう。

でも、当時の僕は、自分自身が嫌いで、何か物足りなくて、何か煮え切らなくて・・・、『幸せ』とか『生きている』ということを実感できる何かを激しく求めていました。
フルマラソンやったり、静岡から大阪まで歩いてみたり・・、自分を痛めつけるようなストイックなことばっかりやっていました。

そんな時、たまたま訪れた屋久島。
一度ではまってしまいました。
普段の生活と時間の流れも、そこに漂う『気』も何もかも違って感じられて、何だか宇宙がすぐそばにあるような気さえしました。

屋久島という場所に身を置けば、僕が求めているものを実感できるかもしれない・・・。
それが、屋久島に移住しようと思った最大の目的でした。

それまで絵を描くということは好きなことではありましたが、趣味の領域のものでした。
屋久島に移住するにあたって、好きな絵を勉強してからの方が、より充実した生活を送れるのではないかと、二年間、東京で絵の勉強をしてから移住することにしました。

結果的には、その二年間で絵をお金に変える術を身につけたように思います。

人からは、屋久島を描きたくて移住したのですか?とよく聞かれますが、上に書いたように、『幸せ』や『生きている』ということを実感できることを探すということが最大の目的です。
絵を描くということは、それを実感するための要素の一つだと思います。
かつての芸術家のような絵画の世界に自分の人生を捧げるというような大げさなものではありません。

縄文杉は僕が求めるものを何でも知っているかのような聖人のような存在に見えた・・・というより、そのような存在であるかのように想像してしまいました。
知っているのなら教えてくれよ・・・と、静かな気持ちで語りかけながら『縄文じいさん』が僕の中から生まれたのです。
残念ながらまだ答えは教えてくれませんが・・・。(笑)

ボクの好きな場所

やはり宇宙を感じたり、神がかり的なものを感じられる風景が好きです。
屋久島(永田)灯台から海のうねりを見ていると、地球や宇宙の脈動を見ているかのように思えるし、太忠岳の天柱石は観音様として安房の街を見守ってくれているかのようにも見えるし、はたまた宇宙と交信できそうなアンテナのようにも見えます。(笑)

あと、夕暮れの光は、何処にいようとも切なさと美しさを併せ持って僕の感情を揺さぶる魔物ですね。
悲しい気持ちにさせられるのに、そこに浸っていたい・・ みたいな。
その感覚を創作物に定着させたいという欲求があるのすが、どう捉えていいものやら・・・。
移住してから数年間、夕方には永田集落をよく散歩したものです。
表向きの作品は『縄文じいさん』ですが、それ以外には、本当は全くお金にならないようなことにも心惹かれてしまっているのです。(汗)

今のボク

移住当初の自分は何処に行ってしまったのやら。
年を取ってしまったからなのか、屋久島に慣れてしまったのか・・・。
若い頃のような感受性はなくなってしまったような気がします。
感じなくなってしまった分、生きることは楽になったように思います。
人間、考えるから辛くなったりもするんでしょうね。
でも、創作する者としては、そのままでは致命的だと思います。
創作に対するアプローチを変える必要があるのかもしれません。

年老いたピカソは若かりし頃に描いた『青の時代』の絵を描くことはできないのだと思います。
だからピカソはどんどん変化した。

僕も創作に対するアプローチを変えなければいけないのですが、リアルタイムで吐き出して来なかったぶん、吐き出せなかったカスが未だこびりついてて新しいものが出せない・・という感じです。

これを乗り越えられたら、また新しい形の『縄文じいさん』が誕生するだろうし、もっと自由で楽しい作品を生み出せるようになると思います。

追記
ところで、今日、道端に『特攻花』が揺れているのを見かけました。
特攻花が満開になったら、また写真を撮ってみようと思います。
そして、特攻で死んだ人達のことを考えようと思います。



*Comment

特攻花 

うえださんのBlog拝見致しました。
うえださんの作品は光り輝いていて、初めて観た人の心を本当に惹きつけます。
私自身もその一人でもあります。
昨日、高原で特攻花が咲いていました。
全開とは行きませんでしたが…近々その日は必ず来るでしょう。
  • posted by ちゃぴー 
  • URL 
  • 2011.05/07 05:33分 
  • [Edit]

NoTitle 

ちゃぴーさん、こんにちは。
嬉しいお言葉、ありがとうございます。
自分に自信の無い人間なので。そう言ってもらえるとやる気が出てきます。(笑)

花が満開いなったら、また写真を撮ってブログにアップしたいと思います。
  • posted by うえだまさのぶ 
  • URL 
  • 2011.05/07 12:32分 
  • [Edit]

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プロフィール

うえだまさのぶ

Author:うえだまさのぶ
肩書き『空想を売る人』こと、ウエダマサノブの創作日記です。
屋久島と大阪を行ったり来たりの二重生活です。
今は、大阪に滞在していることの方が多いです。
かつては、縄文杉を擬人化した『縄文じいさん』が代表作でしたが、今は、自由に空想した世界を3DCG、デジタルペイントで表現しています。
東京、名古屋、大阪等のアート系イベントにも参加しています。
是非、遊びに来て下さい。
(^_^)

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